今まで、Unityを使用して2Dゲームを作って公開していましたが、せっかくなので3Dのゲームにも挑戦したいと思っていました。
そんな気持ちの時、たまたま本屋さんで入門書「見てわかるUnity6超入門」を見かけて、軽く中身を見たところいい感じだと思い購入しました。
今回この記事では、Unity入門書「見てわかるUnity6超入門」の紹介や実際に学んでみた感想を紹介します。
動画
本書の紹介動画をYouTubeに投稿しています。音声として聞きながら本記事を読んでも良いかもしれません。
概要の紹介
見てわかるUnity6超入門の概要は以下の通りです。
- タイトル:見てわかるUnity6超入門
- 出版:秀和システム
- 著者:掌田津耶乃
- サイズ: 23.5 x 18.2 x 2.2 cm(B5に近いサイズ)
- 備考:「見てわかるUnity5ゲーム制作超入門」の改訂版
本書で学べる事
本書で学べる内容は以下の通りです。目次より抜粋しています。
- Unityインストールとエディターの基本
- シーンとゲームオブジェクトについて
- ライトとカメラについて
- マテリアルとシェーダーについて
- アセットを使用した地形作り
- アニメーションとパーティクルについて
- 物理演算とヒューマンモデルについて
- スクリプトでオブジェクト操作
- UIを覚えてゲーム作り
また、AI「ChatGPT」を使用したソースコードの出し方や相談方法、UI Builderを使用したUIデザインの設定方法なども学べます。
あくまで基礎的な解説が多いため、より深く学びたい場合は自分で調べるとよいでしょう。
良かったところ
この本で学んでみて良かった点を紹介します。
操作しながら学べたので理解できた
まず、実際に操作しながら学習できたので、理解しやすかった点です。本書はサイズが大きめで、あぐらの上に開いた状態で置いて、両手でPC操作しながら学習していました。
小項目で分かれているためコツコツ学習できた
次に、本書は9章で構成されていますが、章の中にさらに小項目で分かれているため「今日はこの項目までやる」などとコツコツ学習できた点が良かったです。
わからなかったことが知れた
今までUnityを使用して2Dゲームを制作していましたが、今まで見かけてたけどよくわかってなかったことが知れたのが良かったです。「ライト」や「カメラ」「アニメーション」などが個人的に知れて良かったです。
何度も見返せる
他の入門書にも言えることですが、本を購入することで1回で内容を覚えられなくても後から何回でも見返せるところも良い点だと思います。
気になったところ
本書で学習して少し気になった所を紹介します。今後の改修版で改善されることを期待します。
旧バージョンのInput Systemを使用している
本書では、キーボードからの入力操作を旧バージョンのInput Systemを使用してソースコードが記載されています。私は過去に2Dゲームの制作で、Input Systemに2つのバージョンがあることを知っていたので対応できましたが、Unity初心者の人はエラーが出て困惑する可能性があります。
私の環境では新規プロジェクトを作成した際に、デフォルトで新バージョンのInput Systemに設定されていました。恐らく他の人も新バージョンに設定されていると思うので、新バージョンのInput Systemを使用したスクリプトにするか、Unityの設定で旧バージョンのInput Systemを設定する方法を記載してほしいと思いました。
ファイル名とクラス名が異なる記述がある
本書では、AIを使用してソースコードを生成しています。その点については別に良いのですが、前行程で作成したスクリプトファイルの内容を新たに生成したと思われるソースコードに書き換える指示があり、そのクラス名がファイル名と異なるためエラーが発生します。(P342・P345)
初心者の人が困惑すると思うので、クラス名をファイル名に合わせるよう修正したほうが良い気がします。
UI Builderのもう少し細かい設定方法を知りたかった
本書では、ボタンなどのUIをUI Builderを使用して設定しています。個人的な要望ではあるのですが、できればボタンのサイズ変更の設定方法を記載してほしかったです。
本書内に掲載されている写真ではボタンサイズが小さくなっていたのですが、ボタンのサイズを設定する方法について記載が無かったので「この方法でいいのかな?」と少し疑問になりながら自分なりに設定していました。
「掲載する写真を小さくするなら設定方法を書いてくれてもいいのにな」という気持ちになったので、出来れば設定方法を掲載してくれると嬉しいです。
まとめ
今回は、Unity入門書「見てわかるUnity6超入門」について学べる点や良かった点、気になった点について解説しました。
これからUnityを使用して3Dゲームを作成したいと考えている人におすすめの入門書です。興味のある方は、この機会に本書を購入して学習してみてはいかがでしょうか。電子書籍版も販売しています。
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